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「The Tibetan Spaniel, A Gift from the Roof of the World」の著者であるSusan Miccioはこう書いています。
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昔のMrs. McLaren Morrisonから今日のMrs. Wynyardを始めとするチベタンスパニエル関連の書き手によるとチベタンスパニエルは、ペキニーズ、またペキニーズを通じて日本狆の先祖であるとしています。なぜかというと、チベット人と中国人の間で犬の取引が行われていたこと、また明朝(みんちょう 1368〜1644年)が終わる前の中国の絵画に描かれている犬を見ると、今日の鼻がつぶれているペキニーズよりもチベタンスパニエルに似ていることからです。中国贔屓の書き手はこれを逆に見る傾向があります(つまり、中国の犬がチベット犬の基になったとしてます)。
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チベタンスパニエルはラサアプソ、そして多分その他の小型で鼻の短い東洋の愛玩犬の先駆けである、と他の著者は主張しています。これを証明するかのように、ラサアプソは「プラプソ」と呼ばれるチベタンスパニエルに良く似た子犬を産むことがあります。この「プラプソ」はほぼチベタンスパニエルと見分けがつきません。逆にチベタンスパニエルはラサアプソに似た子を産むことはありません。
チベットと中国の犬が19世紀後半から20世紀前半にかけて西洋に紹介されてからというのもの、チベット・中国犬愛好家達の間ではどちらが先なのか?が討論されてきました。多くの人たちの「基である」「もっと純血種である」などというのはその犬種を高い地位に置きたいからだし、「祈祷犬」「聖なる」などという言葉をつけることにより、更に特別で望ましい犬種であると感じるからです。
Ludvic von Schulmuth教授は、古くは旧石器時代(約1万年前)からの犬の骨を使い、犬の祖先を探りました。人類の進化の過程も同じように調査され、教授はチベット犬の家系図を作りました。
それによると「Gobi Desert Kitchen Midden Dog(ゴビ砂漠貝塚犬)」(用は残飯あさりの犬)から「Small Soft-Coated Drop-Eared Hunting Dog(小さくて柔らかい毛の耳が垂れた猟犬)」になり、後にペキニーズや日本狆の基となるチベタンスパニエルに進化したとしています。
チベタンスパニエルのものとは別に「Gobi Desert Kitchen Midden Dog(ゴビ砂漠貝塚犬)」
から伸びている枝にはパピヨンとロングコートチワワが、また別の枝からはパグとシーズーができたとされています。
ラサアプソ、チベタンテリア、チベタンマスティフは「Gobi Desert Kitchen Midden Dog(ゴビ砂漠貝塚犬)」からではなく、後に「Heavy-Headed Dog that Moved North(大きな頭の犬、北へ移動)」と進化する「Large Spitz-Type Dog(大きなスピッツのような犬)」が祖先となっています。「Heavy-Headed Dog that Moved North(大きな頭の犬、北へ移動)」から出ている枝の一つは「Owcharke(Ovcharka犬種としてロシアや中央アジアで今日も存在している)」と続きます。「Owcharke」の後、「Inner Mongolian(モンゴル内地犬)」 と「Mongolian(モンゴル犬)」に分かれます。この2つはそれぞれ「North Funlun Mountain Dog(北部Funlun山犬)」 と「South Funlun Mountain Dog(南部Funlun山犬)」になり、またそれぞれチベタンテリア、ラサアプソへと繋がります。
チベタンスパニエル愛好家の人には面白い話だと思うのですが、この教授が使った犬の骨は、鼻が短くて(ちょっとだけ尖っている)、骨が軽く、18〜20インチ(46〜51cm)、背が高くて、広く短い頭蓋骨、やや長い胴、いくらか短い足・・・・なんだかどこかで聞いたことがないですか?紀元前150〜950年に存在した犬です。
本当のことを言えば、確実にいつ、どのようにしてチベット犬種が進化したのかは、誰も知ることも知るであろうこともないのです。例え、Ludvic von Schulmuth教授の犬家系図が正しいと受け入れたとしても、今日のチベットと、また、歴史と同じように、チベットで異犬種間の交配があったと私は強く信じています。これによりラサアプソがなぜプラプソを産むのか説明できるかもしれないし、教授の家系図で示されるより、チベタンスパニエルはラサアプソと、またラサアプソより劣りますがチベタンテリアとも、とても近い関係であると遺伝の相違性(例:遺伝性疾患)が示しています。
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